隣国エストニアへ、5年ぶりの訪問
フィンランド訪問記 20230731①
隣国エストニアへ、5年ぶりの訪問
2017-18年、成長戦略担当副大臣時代
世界のデジタル化先進地を巡った
シリコンバレー、中国深圳、シンガポール等
最も収穫が多かったのが電子立国エストニア
2018年1月、同国の政府、議会、金融機関、
現地で活躍する若き日本人起業家たち
数日間であまたのヒアリングを重ねた
最も衝撃的で説得力があったのが
同国政府CIO経験者の一言だった
「日本のデジタル化を進めるため、
8回訪日したが、もう行かない」
「日本はトラディションが強すぎる、
私はインドに行く」
既存システム(アナログ)が強すぎて
新しいシステム(デジタル)が創れないと言う
"リアル社会のデジタル化ではなく
デジタル社会をゼロベースでつくる"
という私の考え方が芽生えたのはこのときだ
"途上国のリープフロッグ(カエル跳び)
先進国のアーリーアダプターペナルティ(先行者不利益)"
の意識を強くしたのもこの時期だ
今回同様に独自の私費訪問だったが
安倍総理の訪問と重なり首脳会談に陪席
三木谷氏ら日本の経済ミッションとも意見交換
いろんなことを考えた
日本のデジタル化はこのままでは進まない
打開に向けたヒントや刺激を求めて
フェリーに乗る(2時間半で首都タリン着)