新しい資本主義実行本部
5月13日(金)14時at自民党本部
新しい資本主義実行本部
政府が策定する予定の
新しい資本主義実行計画に対する
党からの提言案のたたき台について議論
今年は成長戦略はつくられない見込み
新しい資本主義実行計画に盛り込まれます
新しい資本主義って何なん、と言われる中
この議論はまだまだ掴みどころが定まらない
私からは次の3点につき発言しました
1.世界の潮流から見た"新しい"資本主義
・先進国の格差拡大に関して、2016年に"エレファントカーブ"分析が示され、現実社会では同年に欧州でブレグジットが米国でトランプ大統領が誕生。
・国連では2015年にSDGsが採択され、MDGsから一歩進み経済活動を組み込んだ開発目標が定められた。
・日本の"新しい資本主義"は、これらの文脈に位置づけられるものと考え、国際的な理解を促す意味でも、"SDGs"の文言をもりこむことを提案。
2.ウクライナ侵略を受けた"新しい"資本主義
・エネルギー安保と食料安保が私たち国民の大きな関心事になった。
・加えて経済制裁強化の過程で自ずと経済のブロック化が進むことが想定される。
・供給確保とサプライチェーン構築について"新しい"実行計画に入れることを提案。
3.日本の構造課題を踏まえた"新しい"資本主義
・出生率低下が止まらない中で、人口減少を改めて重大な課題として示すこと。
・コロナ禍において明らかになったデジタル化の圧倒的立ち遅れを重大な課題として示すこと。
・ここもと顕著な円安について、経常収支悪化など構造問題も含めて通貨安全保障として捉え検討を進めること。
・これらの構造課題への対応も含めて、日本としての"新しい"実行計画をつくることを提案。
政府における議論が期待通りに進まず、党内議論も困難を極めていますが、あと数週間でまとめあげるため、引き続き積極的に取り組んでいきます。