活動報告

努力には学ぶものがある

8月23日 11:30
ペルージャ大学クレメンティ教授と憲法開始について意見交換。
イタリアでは対等の権限を持つ上下院のねじれで、日本と同様に首相が頻繁に交代し、不安定な政治が常態化している。
ただ、上下院選挙は慣例で必ず同日に実施され、ねじれが発生しないための努力もなされている。
問題は国民の多様性から小党が多数存在し、連立政権が必須の政治情勢。その中で、最近10年でも二度の選挙制度改革が実施され政治安定化への取組みはなされている。努力には学ぶものがある。
「常に解決方法はある」「どうにかなる」。永年の歴史的経験の上で、弛まない努力と根っからの楽観主義が、イタリアの政治を形づくっていると感じた。